白姫*



叶「私は昔殺し屋をやっていた


  そして、結心の初代総長で


  元荒儚、火龍の姫だった」



私は仁の殴りをかわして


後ろの仁にあたった…





叶「私はちょっとした事件で


  みんなの記憶の中から消え、


  目の前からも消えた



  ま、さっき会ったけど…」



そして彼らの死角に入り

少し足をかけた




叶「私が誰かはまだ気づかれていないので



  ゆっくり打ち解けようかなと思って



  別に荒儚と仲が良いからと言って


  水椋の姫である柚を狙うなんてないし


  むしろ護衛にくらいなりますが


  残念ながらここまで嫌われているとなると



  せっかくできた友だちだけど残念…




  私は柚が大好きなんだけど……」




そう言って、

倒れた二人の間に入り



後頭部に人差し指を当てた




叶「ばーん」



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