白姫*


叶「なっ………」



そして、私は荒儚の皆を見た




もう、私をそこらの



ちょっと変わった人間としては見てなかった











ちゃんと、昔のようにを




『仲間』としてみてくれている……







叶「っ…そんな…」








あの薬はそんな希望をもたない







記憶消滅は確実な薬のはず……………










千「その子たちが強かった



  甘く見ていたわ…










  少し薄めた薬を飲ませたから…




  記憶が戻ったのよ」






その声は、もうすでに去っていた




野次馬達の居たところから聞こえた







叶「っ…千夏さん………」







千「ごめんね、



  私弱いから…




  判断にぶってたんだよね


     ・・・
  だから手加減した」







叶「千夏さん…………




  あ…






















  ありがとうございます…………!」




< 74 / 249 >

この作品をシェア

pagetop