白姫*
う、そ………………………
じゃあ、じゃあもしかして
「金沢 渉は………兄弟」
誰が言ったのかはわからなかった
ただ、そこで私は意識が飛んでいった
ーーーーーー………………………………
目を覚ましたのは、
渉の隣だった
渉が起きて私の方をずっと見ていた
渉は上半身が包帯いがい
何もついてない、着ていない状態だった
そして、ここは病院だともわかった
叶「渉…」
和「叶恵……」
上に目線を動かすと
泣きそうな和が居た
この状態を
誤解しているわけでは無さそうだ
むしろ、
逆な気がした
叶「…陸と…沙之…は?」
和「待合室だよ
それよりね、
私、大切な話があって………
渉達のお父さんね
撃ったの私なんだ………」