あなたと。



気がついたら

かれの胸の中で、


私はぎゅぅーって、
背中に手を回していた。



温かかった。



「本当に来ちゃったよ」


と、笑ながら言われたが、
彼は私の首に顔をうずめていて、



こんな風に抱きしめられたことなくて



”愛されてる”


酔ってるからか、
ただ抱きしめられただけなのに


そう思ってしまった。
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