∞妄想世界∞

「ねえ、大樹くん」

ほわん、とした脳ミソのまま呟けば

「ん……?」

と淡くて甘い柔らかな声が、微かに触れる鼻先を通じて返ってくる。


「大好き」

そう、素直に言えるのは、きっと熱に浮かされてるから。

うっすら開いた瞳に映る大樹くんは、この上ない甘々スマイルで。
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