Time―Conector
~時を繋ぐもの~
第1章~仲間探し~
その1
「よし、では解答用紙を回収するぞ」
『呪文学答案用紙~3年次~』と書かれたプリントを試験官に渡すと、霧崎悠真(きりさきゆうま)は机に突っ伏した
実技試験に一週間、筆記試験に4日、全部で15科目の二学期期末試験が終わったのだ
???
「お疲れ様。テスト、どうだった?」
ふと、肩を叩かれて振り向くと、薄茶色の髪のの女子生徒が立っていた
彼女は宮原野々香(みやはらののか)。悠真のクラスメートであり、彼女でもある
悠真
「筆記はどうもなぁ。ま、ヤマが当たってたしそこそこ手応えはあったかな」
野々香
「良かったじゃない。実技は…って聞かなくても大丈夫か」
途中で言葉を切る野々香
悠真は筆記こそ苦手だが、実技試験で点を稼ぐので、全体的は中の上の成績である
野々香は筆記が優秀で、ほとんどの科目で満点に近い点数を修めている
実技もそれなりに出来るので、クラスでもかなり上位に位置する
野々香
「ところで…『康平』は、まだ寝てるの?」
そう言って目線を横に移動する
そこには黒髪ショートカットの男子生徒が熟睡していた
彼は、時藤康平(ときとうこうへい)
2人の親友であり
一応、本編の主人公である
『呪文学答案用紙~3年次~』と書かれたプリントを試験官に渡すと、霧崎悠真(きりさきゆうま)は机に突っ伏した
実技試験に一週間、筆記試験に4日、全部で15科目の二学期期末試験が終わったのだ
???
「お疲れ様。テスト、どうだった?」
ふと、肩を叩かれて振り向くと、薄茶色の髪のの女子生徒が立っていた
彼女は宮原野々香(みやはらののか)。悠真のクラスメートであり、彼女でもある
悠真
「筆記はどうもなぁ。ま、ヤマが当たってたしそこそこ手応えはあったかな」
野々香
「良かったじゃない。実技は…って聞かなくても大丈夫か」
途中で言葉を切る野々香
悠真は筆記こそ苦手だが、実技試験で点を稼ぐので、全体的は中の上の成績である
野々香は筆記が優秀で、ほとんどの科目で満点に近い点数を修めている
実技もそれなりに出来るので、クラスでもかなり上位に位置する
野々香
「ところで…『康平』は、まだ寝てるの?」
そう言って目線を横に移動する
そこには黒髪ショートカットの男子生徒が熟睡していた
彼は、時藤康平(ときとうこうへい)
2人の親友であり
一応、本編の主人公である