❦ ..泣き出しそうな君の顔.. ❦
千:真ちゃん…ごめん私役にたたなかった…?
真:ちあちゃん……ちょ、こっち来て
私は真ちゃんに手を引っ張られ外に来た
千:ごめんね。折角一緒に行ったのに
私はすごく申し訳なくて真ちゃんの顔をみれなかった。
真:ちあちゃん、ちゃうねん。こっち……みてーや
私は真ちゃんの切なそうや声に顔をあげた。
そしたら真ちゃんはなにやらポケットから小さい箱を取り出し
そして中をあけて、私の手をとった。
え、なんで……?
真ちゃんは手にもっていたものを私の腕につけた。
それは昨日真ちゃんがずっとみていた赤いブレスネットだった。
千:え、真ちゃん、これなんで宇野ちゃんに…
真:これは初めからちあちゃんにりあげるつもりやったんや、ちあちゃんに似合うやろうなーって思って
私はそれを聞いてすごく嬉しくなった
真:それに宇野ちゃんは俺に貰ったブレスネットなんてつけないよ
千:でもわたし貰えないよっ
私は誕生日でもなければ真ちゃんの彼女でもない
私は真ちゃんがつけてくれたブレスネットをはずした。