不完全な魔女
猫を持ち込んだ犯人はわかったものの、その猫が追いかけているだろうチェルミがどこにいるかがわからない。
「とにかく、猫を取り押さえないと!」
生徒も数人猫を追って10分。やっと子猫を取り押さえることに成功した。
ディルバは放課後でもあるし、没収しても意味のない猫なので、飼い主をさがす条件で猫を持ち込んだ生徒を帰らせた。
「チェルミ・・・どこなんだ?」
「こ、ここです・・・助けて。」
声のする方に行ってみると、上半身だけ下着姿のチェルミが学級図書の本にはさまれている状態だった。
「今、出してやるからな。はぁ・・・よかった。猫を見たときは顔がひきつったぞ。」
「私ももう、食べられちゃうかと思ったわよ。
だけど、あの猫、食べる前に私を加えて放り投げたの。
きっと、獲物をおもちゃにするってやつね。」
「怖かったな。さあ、帰ろうか。
帰ったらお風呂の準備をしてやるから、元気だせ。」
ディルバは帰宅すると、お茶をいれる要領でサラダをいれるボールにお湯を入れた。
「うん、湯加減はこのくらいかな。
おやゆび姫、準備ができました。どうぞ。
ミニタオルとカリフから預かってる服を横においておくよ。」
「ありがとう。」
チェルミはディルバが作ってくれたねんどの階段をあがって、小ぶりのボールのお風呂に飛び込んだ。
「ああ~~~気持ちいい。
ひどい目にあったし、埃っぽいしで、やっと落ち着けた感じがするわ。」
「そりゃ、よかった。用意したかいがあったよ。」
「ぎゃあ!!!先生、見に来ないで!」
「見てないって。まぁ安全のためにチラっと目に映ることはあるかもしれないけど。」
「やだ、エッチ!もう、このサイズの水着はないし、丸見えだわ。
あ、でも、このサイズだと先生に襲われることはないのよね。
それでも、いやらしい目で見ないでよ!」
「あのなぁ・・・。
けっこう俺たちずっと密着して過ごしてきたんだから、急にチカン扱いするなよ。
近くにいるから安全だってカリフも言ってたから、いるんだぞ。
おまえのお風呂を片づけたら、俺も風呂に入ってくるから、俺のベッドの上にいろよ。
動いて落ちたりしないように。」
「はぁい。」
動きのいいスウェットスーツに着替えると、チェルミはディルバの枕の上に置かれた。
ゴロゴロ枕の上で転がっているうちに眠くなってしまったチェルミはそのまま枕の上で眠ってしまった。
部屋にもどってきたディルバは、一通りの用事をすませて、そっとベッドで横になった。
「かわいいおやゆび姫、命がけで大変だったね。
風邪をひいたら大変だから、俺のパジャマのポケットに入ってもらうよ。おやすみ。」
ディルバの家で迎える2日目の朝、目を覚ますとディルバはもう起きてチェルミの朝食を用意してくれていた。
チェルミは2日目で少し要領を得たこともあって、元気よく準備をしてディルバのワイシャツの胸に飛びついた。
「昨日あんな目にあったのに、元気だな。よく眠れたろ。」
「うん、とってもすっきりよ。」
「うんうん、そりゃ俺の胸ポケットは寝心地よかっただろ?体温であっためてやったしな。」
「えっ!?うそ・・・私は枕の上にいて・・・あれ。ええーーーーー!!」
「何興奮してるんだ。おまえがそのサイズなら襲われることもないって言ったんだろうが!
だから風邪ひかせてもいけないと思ってだなぁ・・・。」
「そ、そうなんだ。ありがとうございます。」
「チェルミ・・・まあいい。2日目もがんばって登校するぞ。」
2日目は猫も他の動物も教室にやってくることもなく、無事ディルバの家までもどってくることができた。
「とにかく、猫を取り押さえないと!」
生徒も数人猫を追って10分。やっと子猫を取り押さえることに成功した。
ディルバは放課後でもあるし、没収しても意味のない猫なので、飼い主をさがす条件で猫を持ち込んだ生徒を帰らせた。
「チェルミ・・・どこなんだ?」
「こ、ここです・・・助けて。」
声のする方に行ってみると、上半身だけ下着姿のチェルミが学級図書の本にはさまれている状態だった。
「今、出してやるからな。はぁ・・・よかった。猫を見たときは顔がひきつったぞ。」
「私ももう、食べられちゃうかと思ったわよ。
だけど、あの猫、食べる前に私を加えて放り投げたの。
きっと、獲物をおもちゃにするってやつね。」
「怖かったな。さあ、帰ろうか。
帰ったらお風呂の準備をしてやるから、元気だせ。」
ディルバは帰宅すると、お茶をいれる要領でサラダをいれるボールにお湯を入れた。
「うん、湯加減はこのくらいかな。
おやゆび姫、準備ができました。どうぞ。
ミニタオルとカリフから預かってる服を横においておくよ。」
「ありがとう。」
チェルミはディルバが作ってくれたねんどの階段をあがって、小ぶりのボールのお風呂に飛び込んだ。
「ああ~~~気持ちいい。
ひどい目にあったし、埃っぽいしで、やっと落ち着けた感じがするわ。」
「そりゃ、よかった。用意したかいがあったよ。」
「ぎゃあ!!!先生、見に来ないで!」
「見てないって。まぁ安全のためにチラっと目に映ることはあるかもしれないけど。」
「やだ、エッチ!もう、このサイズの水着はないし、丸見えだわ。
あ、でも、このサイズだと先生に襲われることはないのよね。
それでも、いやらしい目で見ないでよ!」
「あのなぁ・・・。
けっこう俺たちずっと密着して過ごしてきたんだから、急にチカン扱いするなよ。
近くにいるから安全だってカリフも言ってたから、いるんだぞ。
おまえのお風呂を片づけたら、俺も風呂に入ってくるから、俺のベッドの上にいろよ。
動いて落ちたりしないように。」
「はぁい。」
動きのいいスウェットスーツに着替えると、チェルミはディルバの枕の上に置かれた。
ゴロゴロ枕の上で転がっているうちに眠くなってしまったチェルミはそのまま枕の上で眠ってしまった。
部屋にもどってきたディルバは、一通りの用事をすませて、そっとベッドで横になった。
「かわいいおやゆび姫、命がけで大変だったね。
風邪をひいたら大変だから、俺のパジャマのポケットに入ってもらうよ。おやすみ。」
ディルバの家で迎える2日目の朝、目を覚ますとディルバはもう起きてチェルミの朝食を用意してくれていた。
チェルミは2日目で少し要領を得たこともあって、元気よく準備をしてディルバのワイシャツの胸に飛びついた。
「昨日あんな目にあったのに、元気だな。よく眠れたろ。」
「うん、とってもすっきりよ。」
「うんうん、そりゃ俺の胸ポケットは寝心地よかっただろ?体温であっためてやったしな。」
「えっ!?うそ・・・私は枕の上にいて・・・あれ。ええーーーーー!!」
「何興奮してるんだ。おまえがそのサイズなら襲われることもないって言ったんだろうが!
だから風邪ひかせてもいけないと思ってだなぁ・・・。」
「そ、そうなんだ。ありがとうございます。」
「チェルミ・・・まあいい。2日目もがんばって登校するぞ。」
2日目は猫も他の動物も教室にやってくることもなく、無事ディルバの家までもどってくることができた。