不完全な魔女
涙をポロポロ流しながら、チェルミは笑顔をつくって言った。
「1年もかからないから安心して。
魔法の卒業証書を受け取るだけだから。
人間界にやってきたのだって、魔法学校を卒業して1人前の魔女になるためだったんだもん。
だから少しだけ待っててください。」
「そっか。そういうことなら仕方がない。
でも、婚約はしてもらうからな。
俺はもう後がないんだから。」
「そんなこと言う?
ここに私が来たときなんて、自分はいっぱいモテることを自慢げにしてたわ。
私なんて眼中になしみたいだったのに。」
「そりゃ、何者かもわからない相手だったから仕方なかろう?
君だって俺はただの担任教師だったろう?」
「それは・・・。もういいってば。
とにかく、妖精王のお嫁さんになるんだから準備期間がいるの!」
「わかった。魔法をきわめて証書をもらってくるんだ。
だけど・・・行く前に・・・いいだろう?
生徒だとは思わない。思えなくなってしまった。
いつのまにか、こんなに夢中になって・・・欲しくてたまらない。」
「ああっ、ちょっ・・・ディルバ。」
ディルバはチェルミをさっと抱えあげるとそのまま自分のベッドへと落とし込み、すぐさまチェルミに熱い口づけをし始めた。
「ううっ・・・あっ・・・。やだ、聞こえちゃう!」
「あっ、お婆様に聞こえるとまずいねぇ。
じゃ、これなら。」
ディルバはパッとテレポートすると妖精の森のベッドの上に移動した。
「ここは?」
「妖精の森の俺の家みたいなものだ。
もちろん、人はいない。」
「うそ、だって妖精王に護衛なしなんて・・・。」
「いないったらいないんだよ。
ここはね。
なぜかっていうと・・・チェルミと2人でいるとき限定って決めてたから。」
「や、やだ。そんなこと考えてた・・・!?いやらしい!」
「うるさい、これが俺の能力だから。
いいからじっとしてなさい。」
「や、やん・・・あっ、だめっ!」
「俺に魔法をかけようって思っても無駄だからね。
ここは魔法がきかないことになっている。
なにせ、俺が企画した寝床だから。
ふふふ。協力してくれたのはカリフだけどね。」
「うそ・・・信じらんない!先生のくせに!」
「くくく。ほんとにかわいいなぁ。
卒業おめでとう。
人間界の卒業式は寝不足だったって思い出をあげよう。
すぐに俺のところにもどれるようにしておいてやらないとな。」
ディルバはわざと避妊することもせずチェルミを朝まで抱いた。
チェルミはこれがディルバからの卒業祝い?と思ったほど朝は声がはずんでいた。
「なんか・・・しんどそうなのは俺の方だな。」
「後悔してるの?
私だって痛くないわけじゃないんだから。
だけど・・・お祝いだと思って・・・あ~~~遅くなっちゃう。」
2人して慌てて学校へと出かけていって、卒業式へと参加した。
そして、チェルミは驚いたが、ディルバは学校を退職した。
「どうして?」
「妖精王が学校で働いてるとどっちもつかずになるだろ。
それに、ミロアが魔法の国との連携について話がしたいっていってくれてね。
これからいろんな世界との連携を目指すとなると、その世界の人ともかかわっていくことになるから勉強しないと。
もちろん統括部ともよく話し合って妖精たちも好きなところで生きていけるようにしなければいけないしね。
そのためにはチェルミにも出席してもらうことも多いと思う。
ミロアにきいたらチェルミが早く俺のところにもどれるようにしごくらしいから、がんばってくれよな。」
「ええーーーー!!!そんなぁ。」
「でないと、すぐにお腹が目立っちゃうぞ。」
「うそっ!そんな・・・」
「そっちは嘘じゃないぞ。俺は後継ぎだってほしいから急いでいるんだからな。」
「本気だっ!わ、わかったわよ。
早く、魔法も習得してもどってくるわよ。」
チェルミたちはこれから先も多忙な毎日が待っているだろう。
これからはいろんな能力者が存在してあなたにかかわっていくかもしれません。
終わり。
「1年もかからないから安心して。
魔法の卒業証書を受け取るだけだから。
人間界にやってきたのだって、魔法学校を卒業して1人前の魔女になるためだったんだもん。
だから少しだけ待っててください。」
「そっか。そういうことなら仕方がない。
でも、婚約はしてもらうからな。
俺はもう後がないんだから。」
「そんなこと言う?
ここに私が来たときなんて、自分はいっぱいモテることを自慢げにしてたわ。
私なんて眼中になしみたいだったのに。」
「そりゃ、何者かもわからない相手だったから仕方なかろう?
君だって俺はただの担任教師だったろう?」
「それは・・・。もういいってば。
とにかく、妖精王のお嫁さんになるんだから準備期間がいるの!」
「わかった。魔法をきわめて証書をもらってくるんだ。
だけど・・・行く前に・・・いいだろう?
生徒だとは思わない。思えなくなってしまった。
いつのまにか、こんなに夢中になって・・・欲しくてたまらない。」
「ああっ、ちょっ・・・ディルバ。」
ディルバはチェルミをさっと抱えあげるとそのまま自分のベッドへと落とし込み、すぐさまチェルミに熱い口づけをし始めた。
「ううっ・・・あっ・・・。やだ、聞こえちゃう!」
「あっ、お婆様に聞こえるとまずいねぇ。
じゃ、これなら。」
ディルバはパッとテレポートすると妖精の森のベッドの上に移動した。
「ここは?」
「妖精の森の俺の家みたいなものだ。
もちろん、人はいない。」
「うそ、だって妖精王に護衛なしなんて・・・。」
「いないったらいないんだよ。
ここはね。
なぜかっていうと・・・チェルミと2人でいるとき限定って決めてたから。」
「や、やだ。そんなこと考えてた・・・!?いやらしい!」
「うるさい、これが俺の能力だから。
いいからじっとしてなさい。」
「や、やん・・・あっ、だめっ!」
「俺に魔法をかけようって思っても無駄だからね。
ここは魔法がきかないことになっている。
なにせ、俺が企画した寝床だから。
ふふふ。協力してくれたのはカリフだけどね。」
「うそ・・・信じらんない!先生のくせに!」
「くくく。ほんとにかわいいなぁ。
卒業おめでとう。
人間界の卒業式は寝不足だったって思い出をあげよう。
すぐに俺のところにもどれるようにしておいてやらないとな。」
ディルバはわざと避妊することもせずチェルミを朝まで抱いた。
チェルミはこれがディルバからの卒業祝い?と思ったほど朝は声がはずんでいた。
「なんか・・・しんどそうなのは俺の方だな。」
「後悔してるの?
私だって痛くないわけじゃないんだから。
だけど・・・お祝いだと思って・・・あ~~~遅くなっちゃう。」
2人して慌てて学校へと出かけていって、卒業式へと参加した。
そして、チェルミは驚いたが、ディルバは学校を退職した。
「どうして?」
「妖精王が学校で働いてるとどっちもつかずになるだろ。
それに、ミロアが魔法の国との連携について話がしたいっていってくれてね。
これからいろんな世界との連携を目指すとなると、その世界の人ともかかわっていくことになるから勉強しないと。
もちろん統括部ともよく話し合って妖精たちも好きなところで生きていけるようにしなければいけないしね。
そのためにはチェルミにも出席してもらうことも多いと思う。
ミロアにきいたらチェルミが早く俺のところにもどれるようにしごくらしいから、がんばってくれよな。」
「ええーーーー!!!そんなぁ。」
「でないと、すぐにお腹が目立っちゃうぞ。」
「うそっ!そんな・・・」
「そっちは嘘じゃないぞ。俺は後継ぎだってほしいから急いでいるんだからな。」
「本気だっ!わ、わかったわよ。
早く、魔法も習得してもどってくるわよ。」
チェルミたちはこれから先も多忙な毎日が待っているだろう。
これからはいろんな能力者が存在してあなたにかかわっていくかもしれません。
終わり。