都立白黒高校2年C組探偵団
4 夜の学校
空は雲一つもなかった。だから満月がきれいに見えた。
高校の門の前で三人は待っていた。
「遅いな!」
裕一は持ちくたびれた様子だった。
「もうくるよ」
と、和也も待ち遠しかった。
「もう、八時四十分だぜ!」
「どうしよう? 携帯の番号知らないし」
と、祥子は携帯をいじっていた。
「帰ろう!」
と、裕一は言い出した。
「せっかくきたんだから、中に入ろう」
と、和也は本心でないことを言った。
高校の門の前で三人は待っていた。
「遅いな!」
裕一は持ちくたびれた様子だった。
「もうくるよ」
と、和也も待ち遠しかった。
「もう、八時四十分だぜ!」
「どうしよう? 携帯の番号知らないし」
と、祥子は携帯をいじっていた。
「帰ろう!」
と、裕一は言い出した。
「せっかくきたんだから、中に入ろう」
と、和也は本心でないことを言った。