都立白黒高校2年C組探偵団
「あの女生徒はたぶん、ダメじゃないかな」
と、由紀がぼそりと言った。
「屋上から落ちたら、だめだろう」
と、和也も同意した。
竹村教諭は樹利奈の身元確認をすると、真っ青な顔で合流した。すぐ後に二人の刑事もついてきた。四十代後半で頭髪が薄くなりかけている根元刑事と、三十代前半の色黒で小柄だが、眼つきが鋭い蓮田刑事だ。
刑事二人は自己紹介をした。
「それで、女子生徒が屋上にいたんだね?」
と、根元刑事が言った。
「それは竹村先生が知っているはずです」
と、祥子が言った。
「ええ、いや、その……」
竹村教諭は歯切れが悪かった。
と、由紀がぼそりと言った。
「屋上から落ちたら、だめだろう」
と、和也も同意した。
竹村教諭は樹利奈の身元確認をすると、真っ青な顔で合流した。すぐ後に二人の刑事もついてきた。四十代後半で頭髪が薄くなりかけている根元刑事と、三十代前半の色黒で小柄だが、眼つきが鋭い蓮田刑事だ。
刑事二人は自己紹介をした。
「それで、女子生徒が屋上にいたんだね?」
と、根元刑事が言った。
「それは竹村先生が知っているはずです」
と、祥子が言った。
「ええ、いや、その……」
竹村教諭は歯切れが悪かった。