黒イ世界
凄い。


外観だけでなく中も広く、今まで見た事ないような物がたくさんあった。

アンティーク調の家具や食器、たくさんの置物なとが目を惹いた。

僕は目的も忘れ、それらを見てまわった。

しかし、天上には蜘蛛が巣を張り巡らし、カーテンはぴっちりとしめられている。
大きなシャンデリアがあるにも関わらず、蝋燭の照らす明かりだけが不気味に輝いていた。


僕は玄関の隣の部屋に通された。どうやらここはダイニングらしい。
大きなテーブルが中央におかれている。壁沿いに食器棚があり、綺麗な皿やカップが並んでしまわれていた。
隣接したキッチンが見えた。


一体何人の人が住んでいるのだろう。
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