黒イ世界
「ま、よくわからなくても困らないことだから大丈夫だよ。」
にっこりと笑ってそう言った。
ロッドは心が読めるのではないか、とドキッとした。
「ゆ、雪さんはどうしてここに居るんですか?」
その事を悟られぬように話題を変えた。
「私?私は…体温が異常に低いのよ。平熱30度もないの。
まるで死んでる人みたいでしょ。
そのせいか、老化が遅いの。今これでも26なのよ。」
にっこりと微笑んだ顔は、異常に白い。そしてどうみても17、8才にしか見えない。
そういう訳だったのか。
「怖い?」
雪さんが聞いた。
死人ではないが、生きているかも分からない。
「…うん。」
嘘が失礼な気がして、思わず本音を言った。
「正直な子ね。
本当の事言ってくれてありがと。
嘘を言われるより嬉しいわ。
実を言うと、私もあなたのその羽、少しだけ怖いかも。
悪魔みたいだし。でも、あなたはすごくいい子。ほっとしたわ。
奏ちゃん、今日からよろしくね。何かあったら言いなさい。」
「僕も!!!奏が虐められたりしたら、僕がやっつけてあげるから!!」
にっこりと笑ってそう言った。
ロッドは心が読めるのではないか、とドキッとした。
「ゆ、雪さんはどうしてここに居るんですか?」
その事を悟られぬように話題を変えた。
「私?私は…体温が異常に低いのよ。平熱30度もないの。
まるで死んでる人みたいでしょ。
そのせいか、老化が遅いの。今これでも26なのよ。」
にっこりと微笑んだ顔は、異常に白い。そしてどうみても17、8才にしか見えない。
そういう訳だったのか。
「怖い?」
雪さんが聞いた。
死人ではないが、生きているかも分からない。
「…うん。」
嘘が失礼な気がして、思わず本音を言った。
「正直な子ね。
本当の事言ってくれてありがと。
嘘を言われるより嬉しいわ。
実を言うと、私もあなたのその羽、少しだけ怖いかも。
悪魔みたいだし。でも、あなたはすごくいい子。ほっとしたわ。
奏ちゃん、今日からよろしくね。何かあったら言いなさい。」
「僕も!!!奏が虐められたりしたら、僕がやっつけてあげるから!!」