花火が終わる頃に
それは、花火が大好きな私にいつもそばにいてくれた男の子



名前は忘れてしまったけれど、その男の子に私はきっと恋してた



笑顔がほんとに似合うってのは印象的だった




バカみたいに花火が大好きな私に嫌な顔一つせず、いつもそばにいてくれた



花火もその男の子も大好きだった



「あのね、僕のお母さんとお父さん離れ離れになっちゃうんだって」




悲しい目をして話す男の子




「離れ離れになっちゃうの?」






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