続・新撰組と妖狐ちゃん!

花火は保護者同伴で行いましょう。



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それから、一週間。


「ねーねー!一緒に遊ぼうよ!
えっと、おにぃ…おねぇ…
お兄姉ちゃん??」


「沖田…この場合何なんだ。」


「んー…
もう、お姉ちゃんでいいんじゃない?」


「楠木日向、…お姉ちゃんです←」


「じゃー日向お姉ちゃん遊ぼー!!」


「はいはい。」


結局土方達にばれた事を知った沖田は
抹殺はしてこなかったが、


『じゃあ、僕の体調管理よろしくね(黒笑)』


と、微笑まれ←


『そうなると、いつも側にいてもらわないとね?(黒笑)』


と、さらに微笑まれ←


何故か、いつも沖田が遊んでやってるらしい子供達との遊びに付き合わされている。


…という今に至る←


屯所の近くにある壬生寺の境内で、
5、6人の子供達と、
とりあえず鬼ごっこ←


いつもの腹黒沖田からは考えられないくらいに、子供の相手が上手い←


「はい、尚くん鬼だよ。」


「えー!
総司兄ちゃん、足速すぎるよー!
俺ら子供だよー?」


「いやいや、男たるものいつでも真剣勝負しないと←」


「…。」


子供達に対して、鬼ごっこに本気で望むのはどうかと思うが←


顔を引きつらせながら軽く走っていると、側で一緒に走っていた女の子、美央ちゃんが、あたしの腕をくいくいっと引っ張った。


「どうしたの?」


「もう美央疲れたーっ、
日向お姉ちゃん、あそこのお花で遊ぼー!!」


と、寺の階段の脇に咲いている小さな花を指さした。


おおお…女の子だなぁ…←当たり前。


「いいよ。休憩しよっか。」


あたしは沖田とその周りで走り回っている男の子達を見た。


この暑い中よく走ってられるな、オイ。


あたしは、美央ちゃんと階段へと向かいながら、沖田に声をかけた。


「沖田ー、お前そんな走り回って大丈夫なのかよ。少しくらい休めばー?」


すると、此方に気づいた沖田が、


「え、日向もうバテたの??
僕、まだ全然元気なんだけど?←」


と馬鹿にしてきた←


「ちがうわアホ。あたしは美央ちゃんと女の子らしくお花で遊ぶんですー」


あたしがふんっと鼻を鳴らすと、


「戦いから逃げるのは武士としてあるまじき行為だよー?
…よし、尚くん。
次の標的は日向ね。はい、レッツゴー」


「御意!」


沖田はあたしを指さして黒く微笑み、
尚くんは敬礼して、此方に向かって走ってきた←


「…いや、何子供を手下にしてんの沖田サン。そして、尚くんも従わなくていいからね!?」


つーか、これ戦いなの。
そして、
逃げる人が鬼を従えてどうするよ←

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