続・新撰組と妖狐ちゃん!
「総司お兄ちゃん、日向お姉ちゃん、
何してるの??鬼まーだー?」
尚くんと美央ちゃん、
そして他の子達がやってきた←
「んー?ちょっと待ってね、
今、僕と日向、どっちが鬼か決めるから。」
「その間ちょっとあっち向いててくれる??」
あたしがそう言うと、
「はーい!」
「早くしてねー!」
尚くんと美央ちゃんが、
元気に返事をした。
…素直って素晴らしい←
すると、他の子達も、
「じゃあ、今のうちに逃げとくねー!」
「日向お姉ちゃん、総司お兄ちゃん、
頑張ってーーー!!」
「…テメェら、此処で何やってんだ。」
元気に返事をした。
…素直って素晴らs…
「…。」
…いや、ちょっと待て。
可愛らしい声の中に
一人だけ異様にドスの聞いた声が聞こえた気がしたが…←
沖田も気づいたのか、
あたしとバチっと目が合った。
「…沖田、何か一人だけ異彩を放っている子がいるんだけど。」
あんな子居たっけ。←
と、あたしはヒソヒソ声で沖田に聞いた。
「うん、何か違和感ありまくりなのがいるね。」
こっち睨んでくる、可愛くないなぁ。
と、沖田も声を潜める←
子供達の中に混じっていたのは、
「…テメェら、
仕事サボって何遊んでんだ、あ"?」
お怒りになった、
正真正銘の鬼でした←
…そういえば、実は、
今、サボってたんですあたし達w←
けれど、サボってたとしても、
あたし達が素直に謝る訳あると思うか?
…絶対あり得ないw←
「やだなぁ、土方さん。
これも体力作りの一環ですよ?
予想外の動きをする子供たちは、
いい対象になります←」
沖田がニコニコしながら
最もらしく言った。
「そうだぞ、
ちなみに今やってるのは鬼ごっこだ。
わざわざ土方が来てくれるとはなぁ?」
あたしは、
ニヤッと笑みを浮かべながら、
みんな集合ー、と
子供達を集めた。
「鬼が決まったよー、
鬼はー、」
あたしと沖田は
ビシッと土方を指さした。
「「この人ー!!!」」
「はぁ!?」
驚きと怒りを露わにしている土方を
無視して、あたし達は、
「逃げろー!!!!!
捕まったら殺されるーーー!!←」
「「「キャーーーー!!!」」」
全力疾走で逃げ出した←←
もちろん、後ろを振り返れば、
「ちょっ!!テメェらなぁ!!!」
怒りで顔を真っ赤にした土方が
まさに鬼の如く追いかけて来ている←
「おーにーがーくーるー(笑)!!」
「アハハっ(笑)!
土方さん、顔怖いーーー!!!」
あたしと沖田は、
それぞれ抱えれるだけ子供達を抱え、
大爆笑しながら逃げ回った←
…。
子供達を抱えていたハンデもあり、
すぐさま捕まったが←
「…テメェら、
そのガキを家に送り返した後、
俺の部屋に来いよ。」
「えー。」
「えー、じゃねぇ!!!
とっとと行って来い!!!!」
「「あーい。」」
その後、
こっぴどく叱られたのは
言うまでもないw←