続・新撰組と妖狐ちゃん!
大砲も保護者同伴で行いましょう(?)←
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次の日の朝。
あたしは布団から上半身を起こして
ボーッとしていた←
昨日の夜、
線香花火が無くなるまでやり続け、
ついでだから酒飲もうぜとか言い出す奴が居て(原田)、
ドンチャン騒ぎ(主に三馬鹿)
をした結果、
寝たのは午前12時過ぎ←
午前中には子供と遊んでいたので、
何か、こう…
ズドーンと気だるさが…←
しかも、沖田が用意していた線香花火の量は、最初にあたしが見たやつだけじゃなく、まだまだ(100本近く)在庫があったのだ。
沖田が、湿気るから
全部消費しようとか言うから…
当分、花火はいいわ。うん←
お風呂に入ってきたのに、
まだ花火独特の火薬の匂いがする←
あたしは顔をしかめ、
着流しのまま、
空気を入れ替えようと襖を開けた。
ところが。
「…え、何この匂い。」
襖を開けた途端、
人間には嗅ぎとれないくらいの
火薬の匂いがした。
一瞬、昨日の花火の匂いだと思ったけれど、それとはどうも種類が違う。
しかも、漂ってくるのは
屯所内からではなく、
京の町の方だ。
何、今日花火大会でもすんの?
花火はもう当分いいっつったよね?←
そう思ったけれど、
どうやらこの火薬は花火の火薬ではないらしい。
前に一度嗅いだ事がある。
桝屋に潜入した時の、
…大量の武器、弾薬の匂いと一緒。
嫌な予感が頭をよぎる。
「…ちっ。」
あたしは舌打ちをして、
足早に土方の部屋へと向かった。