†あたしだけが知ってる† ~どうしようもないくらい好き~
  「帰ろっか!!!!」


  「気分ちょっとは晴れたか?」


  ちょっと??ものすごく、、だよ。


  「ものすごくいい気分だよ!」


  「そっか。よかった。」


  そう言って翔太はニッと笑った。


  それがムカつくぐらい格好良くて、
  ちょっと嫉妬した。


  あー、、こんなんだから
  男女問わずモテるんだ!!!


  悔しい!!!!!!!


  「絶対負けないからねッ!!」


  「はぁ??お前この前もそんなこと
  言ってただろ。何なんだよ??」


  「内緒。。。」


  「内緒って何だよ?!」


  
  翔太にはぜーったい言わない!!
  だって悔しいし!!!!


  『自分の好きな人が翔太を好き』
  なんて言えるわけないし!!


  立場がないっ!!!!


  首をかしげる翔太の前を
  あたしは歩く。


  翔太が後ろから「教えろ」って
  言ってくる。


  翔太と肩を並べられるような女に
  なって一ノ瀬に振り向いてもらうん
  だから!!!!


  今のところ翔太に何も
  勝ててないんだから。

  
  歩くときぐらい翔太の前でも
  いいじゃない???

  
  


 
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