†あたしだけが知ってる† ~どうしようもないくらい好き~
  里奈の可愛さにルンルン
  して廊下を歩いてると。


  え・・・・・・・?


  あの人が学園長と一緒に
  渡り廊下を歩いていくのが
  見えた。。。


  あたしは嫌な予感がして
  慌ててその姿を追った。


  勿論気付かれないように。


  やっと声が聞こえる距離
  まで近づいた!!!


  「いつもありがとうござい
  ます。おかげで学校の運営も
  何とかやっていけます。。」


  学園長は腰が低い態度で
  あたしの父親に話しかけて
  いた。。。。。


  あの人は学校に多額の
  寄付をしてる。


  私立だから寄付する人も
  いないわけではない。


  けど、あの人の場合寄付する
  額が他の人とは違う。


  だから、あの人はこの学校で
  かなり優遇されてる。。


  あの人が何か言えばそれが
  通るぐらいに。。。


  それは大抵あたしのこと。


  あたし一人のコトをどうこう
  するだけなら学校には損失は
  ない。問題にもなりにくい。


  嫌な予感は当たるモノ。


  


  
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