†あたしだけが知ってる† ~どうしようもないくらい好き~
  「翔太・・・ありがと。」


  「ん?どういたしまして?
  よく分からないけど、
  これからもよろしく!!」


  翔太の言葉は心に染みた。
  すんなり入ってきた。
  

  すごく心地いい言葉。
  もう少しだけ甘えさせて。


  もうすこしだけ逃げさせて。
  まだ、この温かさを失いたく
  ないんだ。


  「さて、授業どうするよ??」


  あ!!途中からあたし達は
  屋上の前に移動してたんだった!


  残念ながらこの学校は屋上に
  鍵がかかってて、屋上に続く
  階段でカップルが会ったり、
  人に聞かれたくない話をしたり
  するのだ。。。


  屋上に出れなくても、
  その近くの階段でも結構
  雰囲気はいいものだから。


  「どうしよっか?」


  「さぼるか!!」


  翔太の顔が悪戯っぽく
  なった。


  「本当にサボるの?!」


  

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