【短編】キラキラ赤ずきんとドSオオカミ

俺はしばらくして寝た。

寝た・・というか寝ようと思って、郁の肩に頭を乗せた。

手は握ったまんま。


静かな郁の横で、俺は寝るために、目を閉じて寝息を立て始めた。



少しして、郁はかさっと動いた。

「はぁ」と溜め息。

泣き止んで、落ち着いて、顔を上げたのだろう。


俺は、そのまんま寝る事にした。

起きたら謝ろう。



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