アイシテルSS
「別に何でもねぇよ」



俺がそう言ってんのに、チラっとシンがこたぁに視線を送っただけで、こたぁは今までの経緯を話し出す。




抜けることなく、完璧に説明し終えたこたぁは俺の反応を気にしながら、二人に飲み物を出した。



「遼さんは?」



「俺はいい」



聞くだけ聞いて何も言わないシン。



なんか、この場に居ずらくなってきたし……



そんな空気を知ってか知らずか変えるのは、やっぱり俺の癒し系亜美ちゃんだった。



「遼ちんはこたぁや伸也さんに嫉妬したから怒ったんじゃない?」




はぁ?!?!?!



何言ってんだ?!亜美ちゃん!!



亜美ちゃんの発言が予想外すぎて、驚きすぎて声すらでねぇよ!!



「遼が嫉妬ねぇ」


なんか言いたそうにこっちを見るシンがムカつくけど!!



「うん。遼ちんは寂しいんだよ。ねっ!!遼ちん!!」


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