アイシテルSS
ギャハハと腹を抱えて笑ってるシンに腹は立ったんだけど、それよりもシンがこんな風に笑ってるってことに驚いた。



呆気にとられるとはこの事だ。



目の前で笑っているシンが、現実だとは思えねぇ。



やっぱり亜美ちゃんはすげぇな。



「伸也さんが何に笑ってるのかわかんない!!昔の伸也さんと今の遼ちんは同じでしょ?だから、伸也さんが誰よりも遼ちんを理解してあげなきゃダメなのに」



「あ?!」



亜美ちゃんの爆弾発言により、シンの笑ははピタリと止まり、眉間に皺が寄り始めてる。



「伸也さんも生きてる意味がわからないから、その場の快楽だけにしがみついてたんでしょ?遼ちんも同じだよ」



「あぁ?!何言ってんだ?!」



「今度は何で怒ってるのかわかんないし!!」



「ぷっ!!確かにそうかもな。俺もシンも自分の人生虚しいのかもな」



亜美ちゃんはやっぱりすげぇ。



「大切な人が見つかるといいね」



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