【完】隣同士のあたしたち


あたしは完全遅刻だけど、別にそれでもいい。



あたしは鳴り終わったチャイムを聞くと、座っていた椅子からのっそりと立ち上がった。



トボトボと廊下を歩いて教室のドアを開けた瞬間、時が止まったような気がした。




朝の女の子がいたから。



教卓の前に立っていて、先生もいた。



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