【完】隣同士のあたしたち


「つーか愛してる」



「…あたしもっ……愛してる…」


さっきより強く強く抱きしめてきた洸太にあたしも抱きしめ返す。


そして離れると、暫く見つめ合った。


洸太の手があたしの頬に置いたのを合図に近づくあたし達の距離。


ーー…生徒がちらほら見え始める校舎。


屋上にいるあたし達は初めてそこでキスというものを交わした。


「隣同士のあたしたち」完
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