ココロの声

舞い落ちた粉雪があなたの肩の色を変える


今年の冬は淋しいはずじゃなかったのに


前を歩くあなたの後ろ姿が愛しくて愛しくて


涙が溢れそう


少しずつ離れていく2人の間に雪が舞い降っていく


私はこぼれそうな涙
必死にこらえようとしたけど


溢れてくる涙は止まらない


あなたの背中が滲んでみえてきてもっとせつなくなる


少しまえのあなたならそっと手をさしのべてくれたのに


優しいあなたはもういない
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