冥王星2006~仲間からはずれても~
「いち たす いち は?」

「さん!じゃなくて…えっと…」

さんはさっきちがうって言ってたから、ええとええと。

指で数えながら、「……よん?」





この日を境に、

クライドはますます天文台へ通い詰めるようになった。

博士はクライドに、天体観測に関する様々なことを教えた。





しかしこの年、ローウェル博士は61歳で人生の幕を閉じた。


そしてその遺志はクライド少年…いや、失礼、大人になったクライド・トンボー博士へと引き継がれた。
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