冥王星2006~仲間からはずれても~
チャイムが鳴ると、

ドアが開き、

間髪入れずに低~い声で

「こら~!」

真っ赤ないかつい顔が出てきた。

「うっわあ!」

クライドはそれはそれはびっくりして、

思わずしりもちをついた。

それを見て、

顔から真っ赤ないかつい顔をはずしながら

ローウェル博士は言った。

「ははは、いいだろう、

このなまはげのお面!

日本で買ったんだよ。」

「おじいさん…何者?」

「わしはパーシヴァル・ローウェル博士。

この天文台で研究をしているんだ。」

ローウェル博士はクライドを助け起こしてくれた。
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