冥王星2006~仲間からはずれても~
「どうだい?感想は。」

「ちょっと…寒いかな。」

「きっと、あまりの寒さに意識が目覚めてしまったんだろうな。まあ、死んでからわし
ぐらい時間が経てば、わざわざ遺灰を送ってもらわなくても自由に冥王星に来られる
ようになるし、地球の出来事もタイムリーに知ることができるようになってくるよ。」

「遺灰…って、俺の遺灰、誰かが冥王星に送ってくれたの?」

「一部だがね。カロンという女の子が提案したのさ。」

「そうか、カロンが…」
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