冥王星2006~仲間からはずれても~
「そう。たとえ死んでいても、幽霊としてではなく、生身の人間としてタイムスリップできる年なんだ。それがちょうど、お前にとっては9年前、つまり2006年なんだよ。」

「それじゃあ…!」

「ああ。すこしのあいだだけだがね。行っておいで。2006年の、8月24日に。行って、出来るだけの事をやって、納得して帰っておいで。」

そうだ。

博士はいつも、こうやって、僕が納得するまで何でもさせてくれた。

博士は、やっぱりいつまでも僕の師匠だ!
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