冥王星2006~仲間からはずれても~
「博士なんだ。すごい!
僕はクライド・トンボーっていうんだ。」
「小学生かい?」
「うん。10さい!」
「そうか。お近づきのしるしに、
なまはげのお面をあげよう。
かぶって帰るとあったかいよ。」
「…ありがと。」
びみょーな顔でも、
せっかくの親切なので有り難く受け取ることにして、
かぶったまま「ばいばい」とローウェル天文台をあとにした。
「またおいで~」
ローウェル博士はにこにこと見送ったが、
クライド少年がすっかり行ってしまってから、
こっそりつぶやいた。
「…ほんとにかぶったまま家に帰るとは…」
こうして、
ローウェル博士と仲良くなったクライド少年は、
しょっちゅう博士の家に遊びに行くようになった。
僕はクライド・トンボーっていうんだ。」
「小学生かい?」
「うん。10さい!」
「そうか。お近づきのしるしに、
なまはげのお面をあげよう。
かぶって帰るとあったかいよ。」
「…ありがと。」
びみょーな顔でも、
せっかくの親切なので有り難く受け取ることにして、
かぶったまま「ばいばい」とローウェル天文台をあとにした。
「またおいで~」
ローウェル博士はにこにこと見送ったが、
クライド少年がすっかり行ってしまってから、
こっそりつぶやいた。
「…ほんとにかぶったまま家に帰るとは…」
こうして、
ローウェル博士と仲良くなったクライド少年は、
しょっちゅう博士の家に遊びに行くようになった。