死の携帯電話-ForeverLove-【完結】
その時、僕はふとある話を思い出した。

それはあるTVの心霊番組でやっていた話だった。

なんでも、このような人の住まない廃ビルや廃屋等には悪霊や浮遊霊等が入り込み住み付く事が多いのだそうだ。

僕はゆっくりと辺りを見回した。

ゾクリと悪寒が走る。

僕はブルブルッと身震いした。

変な話を思い出さなければ良かった。

少し後悔しながら僕は部屋の中をゆっくりと進み始めた。

パリッ パリッ

と、ガラスの破片を踏み割る音が響く。
< 114 / 308 >

この作品をシェア

pagetop