死の携帯電話-ForeverLove-【完結】
女性は全身じっとりと水に濡れていた。

ポタリ ポタリ 

と、全身から水滴が滴り落ちて床に小さな水溜りをつくっている。

女性はゆっくりと口を開いた。

「さみしいの・・・。

とっても、さみしいの・・・」

僕はゴクリと生唾を飲み込んだ。

「来て・・・。

お願い、こっちに来て・・・」

ガク ガク

と、体が震え止らない。
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