死の携帯電話-ForeverLove-【完結】
そう、尚子ちゃんと冴神光は同じ劇団出身で知り合いだったのだ。

だから、尚子ちゃんのお葬式に冴神光からの花輪が贈られていたのだ。

僕は空中を睨んだ。

目まぐるしく頭が回転する。

これであの事件と秀美の失踪との繋がりが見えて来た。

まだ、詳細は解らない。

しかし、今度の秀美の失踪の核心に迫りつつある。

僕の直感はそう告げていた。

カギは劇団太陽にある。

明日冬子さんに会う前に劇団太陽に行ってみよう。

僕はそう決めると再びベッドに潜り込んだ。
< 159 / 308 >

この作品をシェア

pagetop