死の携帯電話-ForeverLove-【完結】

3 月島麗子の呪い

「主演女優の座をめぐって麗子ちゃんと尚子ちゃんが争ったの」

ほぅ、

と、僕の口から驚きのため息が漏れた。

それは初耳だ。

秀美は劇団の事はあんまり僕には話してくれなかったのだ。

で、

と、僕は話を促した。

「うん。

それで、いろいろあったんだけど・・・。

結局、麗子ちゃんが尚子ちゃんに勝って主役の座を射止めたんだけど・・・」
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