死の携帯電話-ForeverLove-【完結】
僕はジャケットのポケットからハンカチを取り出した。

噴出した額の汗を拭う。

僕は空を見上げた。

ギラギラと照り付ける太陽。

湿り気を帯びた生暖かい風が吹き抜けていく。

なんて暑さだ。

僕は思わず大きなため息を一つ漏らした。

ルルル ルルル ルルル

と、その時だった。

携帯の着信音が鳴った。
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