死の携帯電話-ForeverLove-【完結】
僕は冬子さんの横顔をチラッと見ると口を開いた。

「今日、朝から秀美の劇団に行って来たんです」

冬子さんが僕に視線を向ける。

「そうなんですか・・・」

「えぇ。

いろいろ面白い事が解りました」

僕は劇団で知り得た事をかいつまんで冬子さんに話した。

「なるほど・・・」

僕が話し終わると、冬子さんがポツリと呟いた。

意外だった。

もっと驚いてもらえるかと思っていたのだが・・・。
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