死の携帯電話-ForeverLove-【完結】
5 着信
冬子さんがゆっくりと目を閉じる。
それから冬子さんは優しく写真の表面を摩(さす)り始めた。
ピリッと辺りの空気が張り詰める。
いよいよ冬子さんの霊視が始まったのだ。
冬子さんの霊視の邪魔はしたくない。
僕は静かに寝室の外に出た。
秀美の携帯を取り出す。
開くと、まだ秀美がニッコリと微笑んでいた。
良かった。
秀美はまだ生きている。
それから冬子さんは優しく写真の表面を摩(さす)り始めた。
ピリッと辺りの空気が張り詰める。
いよいよ冬子さんの霊視が始まったのだ。
冬子さんの霊視の邪魔はしたくない。
僕は静かに寝室の外に出た。
秀美の携帯を取り出す。
開くと、まだ秀美がニッコリと微笑んでいた。
良かった。
秀美はまだ生きている。