死の携帯電話-ForeverLove-【完結】
鳴っているのは冬子さんの携帯かもしれない・・・。

耳を澄ます。

ルルル ルルル

ルルル ルルル

僕はユニットバスのドアを凝視した。

着信音はユニットバスの中から聞こえて来る。

「ありえない・・・」

僕は思わず呻いた。

なぜ、ユニットバスの中から携帯の着信音が聞こえて来るのか?

得体の知れない不安がぐっと胸に込み上げてくる。

しかし、無視する訳にはいかない。

秀美からの連絡かも知れないのだ。
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