死の携帯電話-ForeverLove-【完結】

6 さみしいの・・・

バタン

とたんにドアが勢い良く閉まった。

振り向き様にドアに取りすがる。

僕は力任せにドアを押し開けようとした。

しかし、ドアは微動だにしなかった。

狂ったようにドアを開けようと足掻く。

しかし、やはり、ドアはピクリとも開かなかった。

ルルル ルルル

ルルル ルルル

着信音はまだ鳴り続けている。

僕はゆっくりと着信音のする方に向き直った。
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