死の携帯電話-ForeverLove-【完結】
「でも・・・」

冬子さんは言葉を継いだ。

何だろう?

再び冬子さんに視線を向ける。

「大切な事は自分を大切にする事。

過去を清算し、新たな一歩を踏み出す事・・・」

僕はじっと冬子さんの横顔を見詰めた。

この人は本当に月島麗子の事を想っている。

僕はそう感じた。

そして、また、あの疑問がふつふつと込み上げてきた。

いったいこの人は月島麗子の何なのか?
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