死の携帯電話-ForeverLove-【完結】
「でも?」

冬子さんがオウム返す。

「結局、尚子ちゃん達を止める事は出来ませんでした」

秀美の目に大粒の涙が溢れ出した。

「だから・・・。

私が悪いのです。

全て私の責任なのです。

私が尚子ちゃん達をちゃんと止めていたら、みんな死なないで済んだんです。

全部、全部、私の責任なのです・・・」

そう言うと秀美はベッドの上に泣き崩れた。
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