死の携帯電話-ForeverLove-【完結】
「麗子は秀美さんへの誤解を解き、その恨みを捨てました」
僕は大きな安堵のため息を吐いた。
「良かった・・・」
思わず笑顔がこぼれる。
「でも、不思議ですよね」
何だろう?
僕は冬子さんの顔を覗(のぞ)き込むように見た。
「恨みは復讐しても決して消えない。
いゃ、逆に、いよいよ深く強まってしまう。
でも、殺しても殺し足りないほど憎んだ相手を心から許した時、綺麗に消え去るのです」
僕は大きな安堵のため息を吐いた。
「良かった・・・」
思わず笑顔がこぼれる。
「でも、不思議ですよね」
何だろう?
僕は冬子さんの顔を覗(のぞ)き込むように見た。
「恨みは復讐しても決して消えない。
いゃ、逆に、いよいよ深く強まってしまう。
でも、殺しても殺し足りないほど憎んだ相手を心から許した時、綺麗に消え去るのです」