死の携帯電話-ForeverLove-【完結】
掌(てのひら)にジットリと水気を感じる。

何だ?

僕は秀美の携帯をマジマジと見詰めた。

表面がベットリと湿っている。

僕は眉をひそめた。

見回すが、机の上に水気はない。

いったいどう言う事なのだろうか?

僕は掌をジーパンで拭った。

「まぁ、いいか・・・」

そう呟くと、僕は秀美の携帯を机の上の他の場所に移動させた。
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