死の携帯電話-ForeverLove-【完結】

9 川井修蔵の死

僕はゆっくりと目を開いた。

窓のカーテンの隙間から強い夏の日差しが差し込んでくる。

僕は気だるげにベッドの上に身を起こした。

頭が重い。

完全に寝不足だ。

昨晩、あんな夢を見たせいで良く眠れなかったのだ。

僕は時計を見た。

午前10:00過ぎ。

確か、尚子ちゃんの葬式は午前11:30分からだ。

そろそろ起きないと遅刻してしまう。
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