死の携帯電話-ForeverLove-【完結】
「しかし・・・」

しばしの沈黙の後、僕は口を開いた。

「尚子さんが自殺するなんて・・・。

今でも、信じられません」

お母さんが深々と頷く。

「えぇ、

でも、確かにこの数日娘の様子は変でした・・・」

「と、いいますと?」

お母さんは唇をギュッと噛み締めた。

「はい・・・」
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