ご主人様に恋をしたっ!!【完】
だからあたしは、スマホを見つめたまま、ガクッと力なくうなだれた。



そこに落ちてくる大きな手。



「オヤジさんに、歓迎してもらえたんだ。
よかったな」



気がつくと、あたしの手から取り上げたスマホを、水月くんが見ていた。



「記念に、写真でも送っとくか」



そう言うなり、あたしを後ろから抱きしめる。
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