ご主人様に恋をしたっ!!【完】
水月くんは屈むようにして、今度は顔を見ながら、あたしの頭をポンポン叩いた。



「わかった?
チーちゃん」



その瞬間……。



「キャ……キャーッ!!
い……一颯サマッ!?」



っていう、なーちゃんの悲鳴と、



「す……水月くんっ!!」



っていう、先生のたしなめるような悲鳴が、狭い保健室の中にこだました。
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