ご主人様に恋をしたっ!!【完】
「すごいね……。
千亜……」



しばし呆然としていたなーちゃんが、かすれた声を絞り出した。



「そんなことがあったんだ」



それに続く言葉は、もちろん……。



「うらやましい……」



「……へ?
うらやましい!?
大変だったね! とかじゃなくて!?」



てっきり“大変だったね”って言われると思っていたあたしは、驚いた。
< 196 / 502 >

この作品をシェア

pagetop