ご主人様に恋をしたっ!!【完】
「あー……」



カバンを肩にかけながら、一瞬動きを止めたのは。



和彦に、あのことを言うべきか迷ったから。



“あのこと”とは、さっきまではぐらかしていた“アレ”。



遡れば、たぶん……高校入学した直後からヒミツにしてきたこと。



表面上はなんでもないフリをして。



そのクセ、わかりやすく目で追ったりしてた。
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